庭に植木や果樹があると、必ずと言っていいほど害虫被害が発生すると思います。この記事では、植木の新芽に発生するアブラムシへの対策を紹介します。
春先 植木の新芽に必ず発生する害虫
4月になると、庭にある多くの木々は活動を開始します。特に落葉樹は花を咲かせたり新芽を次々に展開するので、一年の中で最も楽しい季節です。
そんな中、必ずと言っていいほど発生する問題が『害虫』です。特に春は、新たに伸びた枝や葉に、大量のアブラムシやカイガラムシがつくことが多く、見た目に気持ち悪いだけでなく、放っておくと木が弱ってしまうこともあります。また、この時期に深刻なダメージを受けてしまうと、葉の数が減ってしまい、翌年の花芽が減るなどの影響が出てしまいます。
ちなみに私の家では、毎年この虫が発生します。
アブラムシなのか、カイガラムシなのか、はたまた別の種類なのか。詳しくはわかりません。ただ、発生する木は決まっていて、うちでは枝垂れ梅に発生し、もみじなどにつくことはあまりありません。昨年は同じ枝垂れ梅の木とボケの盆栽がやられました。
昨年はこの虫に対する対策を何もしなかったので、春に伸びた枝のほとんどがやられました。今年もほぼ全ての新芽にこの虫がついています。
ということで、今年は園芸用の殺虫剤を使って駆除することにしました。
オルトラン粒剤で駆除を試みる
今回使った殺虫剤は、『オルトラン粒剤』です。
オルトランには粒を根元にばらまくタイプと液体を葉に散布するタイプがあり、この粒剤は根元にまくタイプです。まいたり散布した成分は根や葉から吸収され、その植物全体が殺虫効果を持ちます。そして、それを食べた虫が死んでしまうという仕組みです。
通常、植木には葉に散布するタイプが使われます。理由としては、ばらまくタイプだと根から吸収した成分が葉まで到達するのにかなりの量が必要になるためだと思われます。
ただ、うちの枝垂れ梅は1.5m程度の小さな木なので、まくタイプでも効果が出ると思い、使ってみることにしました。
1週間後 オルトランの効果は?
1週間後の同じ枝の写真がこちらです。
小さな虫がついているように見えますが、これは全て死骸です。他の枝を見ても同じように死骸になっていました。オルトラン、恐るべし・・・
ともあれ、枝垂れ梅の害虫駆除は成功しました。来年、たくさんの花をつけてくれることを期待しています。
追記
上の記事で、もみじにはアブラムシが付きにくいと書きましたが、本日アブラムシがついているのを確認しましたので訂正します。ただ、違う種類のアブラムシのようです。こちらにはアリもたくさんいたので、アブラムシで間違いなさそうです。
そういえば、昨年もこのもみじにはアリがたくさんいたような・・・
ということで、こちらにもオルトランをまきました。もみじがアブラムシで弱ったことはありませんが、念のためです。