以前の記事で『笠置山』と紹介したもみじ。自身で購入したものではないので品種が定かではなく、『天城時雨』かもしれませんし、『赤鴫立沢』かもしれませんが、春から秋にかけて、赤→緑→赤 と葉色を変化させるもみじです。
また、同じ記事で『爪紅』という品種も紹介しましたが、こちらも春から夏にかけて色を変えます。
今回は、これらのもみじの色の変化を見ていきたいと思います。
今回は我が家にあるもみじの紹介、2回目です。前回は『青枝垂れ』、『流泉』、『琴の糸』を紹介しました。1回目の記事はこちら。[sitecard subtitle=関連記事 url= https://[…]
笠置山(?)の色の変化
まずは前回紹介した、新芽が開いた直後の葉から見てみましょう。
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この品種は新芽が開いた直後は、かなり鮮やかな赤色をしています。葉脈がしっかり見える品種なので、それも相まってかなり綺麗です。秋の紅葉より春の方が綺麗かもしれません。
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5月になると鮮やかさが抜け、落ち着いた色になります。部分的に緑っぽい葉も出てきますが、まだ赤が多いです。
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6月になるとかなり緑が増えてきますが、まだ赤みが残っているので鮮やかな緑にはなりません。
全体像がこちらですが、後ろの枝垂れ梅の色と比べると、まだ緑とは言えない色合いです。
爪紅の色の変化
同様に『爪紅』についても見てみましょう。
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爪紅の新芽展開直後は、鮮やかな黄緑色です。後ろの草と比べると良く分かりますが、まるで蛍光色のような本当に綺麗な葉色です。
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5月になると黄緑が徐々に濃くなってきます。若々しかった葉に精悍さが出てきました。
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6月になると更に緑が濃くなり、紅の部分も鮮やかさを失います。新芽が非常に綺麗な分、正直、少し残念な感じがします。
このようにもみじは品種によっては、紅葉(こうよう)以外の時期にも大きく色を変化させます。花以外で楽しめる数少ない樹木ですので、庭木としても盆栽としてもお勧めです。