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初めての海水魚飼育 『カクレクマノミとイソギンチャクの共生』 照明の追加

およそ5か月前の2022年2月にふと思い立って始めた海水魚飼育、海水魚初挑戦にもかかわらず、硝酸濃度にシビアなイソギンチャクに手を出してしまい、立ち上げ直後に若干苦労することになりましたが、なんとかプロテインスキマー無しで水質を維持できる飼育方法にたどり着き、今日まで至っています。

初めての海水魚飼育、立ち上げの様子はこちら。

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カクレクマノミとサンゴイソギンチャクの共生

プロテインスキマー無しで硝酸濃度を低く維持する方法はこちら。

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飼育開始1か月後の様子

こちらは飼育開始から1か月後の写真です。

海水魚水槽立ち上げ1か月後

ドクターバイオのおかげで硝酸塩濃度も安定し、調子に乗って『ヤワタコアシカタトサカ』や『ウミキノコ』を追加しています。

照明の追加

硝酸塩の問題を解決するにあたり色々調べていた中で、やはりこの水槽についている照明だけではイソギンチャクを育てるのに十分な光を確保できないことを感じていたので、照明を強化しました。購入したのはゼンスイの『アンダーウォーターLEDスリム』のディープブルーです。

この照明を選定した理由は、一体型水槽で水槽上部に照明を追加するスペースがないことと、ガラス蓋や水面で光が反射して水中に届く光量が減るのを避けるためです。

水中ライトは水槽内に設置するため見た目が悪くなるという意見もありますが、上の写真を見てもらっても分かるように、水面近くまでレイアウトを組んでいないので、それほど気になりません。むしろ水槽の外側がゴチャゴチャしないので見た目すっきりの印象です。

アンダーウォーターLED
アンダーウォーターLED
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一体型水槽の照明改造

上記の水中ライト追加に加え、一体型水槽に付いている照明についても改造を行いました。改造の理由としては、上述した『アンダーウォーターLEDスリム』のディープブルーだけでは、サンゴを育てることはできても綺麗に発色させるには不十分だからです。サンゴを育てる光と発色させる光は異なります。詳細は下記の記事をご覧ください。

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今回の照明の改造ですが、具体的には白色LEDや『アンダーウォーターLED』追加で十分供給されていると考えられる青色LEDの素子を、400nm前後のUV-LEDに変更しました。自己責任での改造となるため、実際の作業の様子は紹介しません。下記のように基盤にはんだ付けされている素子を剥がし、別の素子に付け替えることになります。

下記が素子を付け替えた後の写真です。右下の青色LEDだけ紫になっているのが分かるでしょうか?

今回の改造では下記の通り5つのLEDを付け替えました。(今回使った5050は1個に3つの発光体が載っているのですが、作業が下手で発光していないものがありますね・・・)

その後のイソギンチャク、サンゴの様子

初めての海水魚飼育開始から4カ月が経過しましたが、大きなトラブルもなく順調です。親指くらいの大きさだったスターポリプは、数倍の大きさに成長しています。

心配していた硝酸塩も『ドクターバイオ』を使用し始めてから安定、水替えも2~3週間に1度で問題は出ていません。ただ、最大の問題はこれから、水温が上昇する夏の期間です。このまま何もなければ良いのですが・・・

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