庭づくりを始めたばかりの頃、「花壇を作って季節の花を楽しみたい」と思い、連杭を使ったレイズドベッド花壇をDIYしました。 この記事では、材料選び・作製手順・植栽の様子に加えて、その後2年間の成長記録もまとめています。
レイズドベッド花壇は、排水性が良く、作業もしやすく、見た目もナチュラル。初心者でも挑戦しやすい方法です。 これから庭づくりを始める方の参考になればうれしいです。
・使用した材料・道具を具体的に紹介
・多年草メインで長期間楽しめる植栽の配置例と2年後までの成長記録を公開
レイズドベッド花壇を作ろうと思った理由
場所的な理由
花壇を作った場所は、以前パッションフルーツの栽培で紹介した西向き道路沿いの場所。道路の向かいに大きな建物はないため、昼前から日没まで日が当たり続ける、草花には少し過酷な場所になります。
パッションフルーツで緑のカーテンを作るためのネットを設置しました。ゴーヤやアサガオ、キュウリなどでも使えるので、参考にしてみてください。パッションフルーツは、ゴーヤと比べても格段に立派な緑のカーテンを作ることが出来ます。日差しを遮るしっかり[…]

この場所は以前、西日を避けるためグリーンカーテンとしてパッションフルーツを育てていましたが、今では水仙と芍薬が毎年自然に出てくるだけになっていました。
また、道路面に対して土が少し盛っているため強い雨が降ると土が流れて汚く見えてしまうという問題、道路と敷地の境界線が不明瞭であること、花壇用に土を入れ替えるよりも高さを上げて土を足す方が土壌改善しやすい、といったことからレイズドベッドを作ることにしました。
ちょうど、家の壁面を張り替えたタイミングでもあったため、それに合わせて足元も綺麗にしたいとの思いもあり、通行人に見られても恥ずかしくない花壇にしたいと思います。
地面より高い花壇のメリット
レイズドベッドは、地面より一段高くなることで排水性が良く、根腐れしにくいのが特徴です。 また、屈まずに作業できるので、植え替えや水やりがとても楽になります。見た目も立体感が出て、庭のアクセントとしても優秀です。
連杭を選んだ理由
木の温かみがあり、日本家屋の雰囲気に合うよう、今回は連杭(れんぐい)を採用しました。 ブロックより軽く扱いやすく、初心者でも組み立てやすいのが魅力です。
花壇づくりに使った材料と準備
使用した材料と道具
連杭
連杭には様々なサイズがありますので、作りたい花壇の大きさに合わせてチョイスできます。今回は高さ30cmのものを使用しています。

防草シートとタッカー
連杭は杭の間に若干隙間がありますので、土が流れ出ないようにするために、連杭の裏側に防草シートをタッカーで固定して使うことをお勧めします。防草シートはダイソーなどで手に入る安いものでも大丈夫です。
培養土・堆肥など
必要に応じて土を用意します。レイズドベッドとなるとそれなりに広い範囲となるので高い培養土を使うと高額になります。
ここでは、日頃鉢植えで愛用している『花ちゃん培養土』のリンクを貼っていますが、ホームセンターで安い培養土、バーク堆肥、牛糞などを購入して混ぜて使えば十分かと思います。
連杭を使ったレイズドベッド花壇の作り方
1. 連杭を並べて形を作る
今回は道路との境にレイズドベッドを作るので、境界部分を掘り連杭を並べていきます。連杭がコンクリート部分に押し付けられる形になるため、それほど深く埋めなくても土の重みで倒れることはありませんでしたが、土だけのところに打つ場合は長めに埋めたほうが良いと思います。


2. 土づくり
大量に土が必要になるので、安い培養土にバーク堆肥や牛糞などを混ぜて使うと安価に仕上がると思います。
安い堆肥は完全に発酵してない場合もあるので、植栽する時期より1~2か月早めに準備できると安心です。上記の例では、1月に施工しています。
3. 完成時の全体写真

植栽|今回植えた花と配置のポイント
立体感を出すためアクセントとなる低木を配置
上の写真ではすでに植えられていますが、立体感とアクセントのため、低木である沈丁花(じんちょうげ)とドウダンツツジを植えました。道路沿いの花壇ということで、見た目だけでなく香りでも楽しんでもらう狙いもあります。

背が高く存在感の出る『ラナンキュラス ラックス』を後方にまとめて植栽

ラナンキュラス ラックスは春先のまだ寒さの残る時期に花を咲かせ、暖かくなる頃には地上部は枯れてしまう植物です。元々非常に綺麗な花を咲かせ存在感のある植物ですが、地植えすることで年々大きくなり、更に見ごたえが出てきます。そのため、最初はスカスカに見えてしまうかもしれませんが、株同士の距離を少し離して植えます。
またこの場所は以前からある芍薬の近くです。ともに地上部を枯らす植物ですが、芽が出る時期が異なるため、入れ替わるように花を楽しむことができます。
左側の奥行きが狭いエリアには宿根ガーベラ『ガルビネア』をまとめて植栽
花壇の左側、奥行きがあまりないエリアには宿根ガーベラ ガルビネアをまとめて植えました。ロゼット型であるガーベラは、大きく広がってバランスを崩す危険が少なく管理がしやすいことと、花の色が非常に多彩なため、まとめて植えると統一感を出しながらも華やかな花壇になります。

花壇中央には大きく広がりたくさんの花をつける『スーパーチュニア』と『スーパーアリッサム』を交互に配置
花壇中央の広いエリアには、大きな株に成長したくさんの花をつけるペチュニアの代表格スーパーチュニアと、小さい花を長期間にわたって楽しめるスーパーアリッサムをかなり距離を空けて植えこみました。これらの植物は一株でもかなり大きく成長しますので、50cm以上空けても大丈夫です。 

空いたスペースには『カリブラコア』、『ダイアンサス』、『ガザニア』などを植えて完成
一旦こちらで植え込み完了です。植えた直後は寂しく見えますが、1ヵ月もすればかなり華やかになりますので安心してください。

1年目の成長記録
1年目 4月 植栽から1ヵ月後の様子
植栽から1ヵ月後の様子です。株も少し成長し花が咲き始めています。気温も上がってくる時期なので、成長はどんどん加速していきます。

1年目 4月下旬 植栽から1ヵ月半後の様子
上の写真から2週間経過しました。多くの花は更に大きく成長していますが、ラナンキュラスラックスはもう終わりの時期が近づいています。代わりに芍薬が存在感を見せてきています。

1年目 6月 植栽から3ヵ月後の様子
植栽から3ヵ月後です。土がほとんど見えなくなるほどの成長ぶりです。
今回使用した植物は、花を楽しめる時期が非常に長いものばかりを選んでいますので、春から秋まで色とりどりの花を楽しむことができます。また、ペチュニアとカリブラコアは少し注意が必要ですが、他の植物は寒さにも強いので暖地であれば越冬可能、翌年以降も最低限のメンテナンスで楽しむことができます。

2年目以降の様子
2年目以降の様子も少し紹介しておきます。
2年目の『ラナンキュラス ラックス』の成長
先述した通り、地植えのラナンキュラス ラックスは年々大きな株に成長していきます。来年はさらに大きく成長してくれることでしょう。

3年目の春
2年目の春に、中央に植えられていたスーパーチュニア(ペチュニア)をスーパーベナ(バーベナ)に植え替えています。
ペチュニアは葉や茎がべたついて花柄摘みなどのメンテナンスが少し大変だったのと、耐寒性の面で少し難があったため、管理のしやすさを考えてバーベナに変更しました。
左側にまとめて植えたガルビネアは、かなりのボリュームになっています。毎日のように次々と新しい花をだすので、切って生花として花瓶に飾ることもでき、非常に役立ちます。

レイズドベッド花壇を作って感じたこと
初心者でも扱いやすい花壇
連杭は軽くて扱いやすく、見た目も自然で庭に馴染みました。 レイズドベッドは土壌改良しやすく、植物もよく育ちます。
毎年の変化が楽しめる
多年草をメインにすることで年々株が大きく成長し、植物を育てる楽しさを実感できます。また、近所の方々から声を掛けられることが非常に増え、それが励みにもなっています。
まとめ|レイズドベッド花壇は長く楽しめる庭づくりの第一歩
連杭を使ったレイズドベッド花壇は、初心者でも作りやすく、季節ごとの変化を長く楽しめます。 これから庭づくりを始める方は、ぜひ挑戦してみてください。