今回の記事では、植物育成用のLEDと屋外(直射日光ではなく明るい日陰)で、植物の育成速度の比較を行いたいと思います。
このブログではこれまでに、植物育成用のLEDを幾度となく勧めてきました。これは私が実際に使用した結果、十分な育成効果が実感できたためでしたが、それはLEDでも植物が育成できたという結果だけで、屋外で育てた時との比較をした結果ではありませんでした。
今回は光以外の条件をほぼ揃えた植物を二つ用意し、屋外の日陰とLED下で一定期間育てた結果を報告したいと思います。
比較条件
『明るい日陰』と『18W植物育成用LED』で比較
今回は、直射日光との比較ではなく、いわゆる『明るい日陰』との比較を行いたいと思います。直射日光との比較となると、おそらく一般家庭で用意できる程度のLEDでは太刀打ちできないと思いますし、直射日光を必要とする植物を屋内で育てること自体、あまりないかと思います。
『明るい日陰』が推奨される植物は意外と多いです。観葉植物などでも、直射日光では葉焼けを起こすので明るい日陰が推奨されているケースが多くあります。この『明るい日陰』とはどういうものかというと、窓際や軒下など直射日光は当たらないもののすぐ近くまで日光が届いているような場所や、木漏れ日、レースカーテン越しに日光が当たるような場所を指します。窓際から1~2m離れると光量はかなり下がってしまいますので、そのような場所は明るい日陰ではありません。また、室内の照明で明るいというのも『明るい日陰』とは言えません。
通常、そのような場所で植物を育てるのはかなり難しくなりますが、今回はそういった日光が全く届かない場所でLED照明の光だけで植物を育成できるかを検証します。
使用する植物
今回は『モンステラ』を使います。庭木のような強い光を好む植物ではなく、窓際の明るい場所で育てることが推奨される観葉植物での比較とします。
時期
モンステラの成長が期待できる夏場(7月上旬~)に行います。
光以外の条件
当然ですが、光以外の条件は出来る限り揃えます。
比較用の植物準備
今回の比較では、こちらのモンステラを使用します。
このようにほぼ同じサイズで二株に分かれていたので、これを二つに分けて使用します。
これらをそれぞれ別の鉢に植えます。
土は、赤玉:腐葉土=7:3くらいで混ぜたものを使用、肥料として『マイガーデン』を入れました。
比較実験開始
置き場所
置き場所ですが、屋外は『南向きの軒下』、LEDは『光の入らない玄関』とします。
植物育成用LEDは、他の記事でもお勧めしているこちらを使用。
LEDとモンステラの距離は、最上部で50~60cm、LED~鉢上部までは90cmです。
LED照明の照射時間
LED照明の照射時間は、8時~20時の12時間、毎日タイマーでON-OFFします。
結果
結果は下の記事で、随時更新していきます。
この記事は、下記の記事からの続きとなります。[sitecard subtitle=関連記事 url= https://nature-at-home.com/2021/07/04/houseplant/]結果比較実験開始時(7[…]