アクアリウムではお馴染みの『グロッソスティグマ』。前景草として使われるもっとも有名な水草の一つです。今回は、庭のビオトープで越冬したグロッソを保温されている水槽へ移植するという、通常とは逆パターンの試みを紹介します。
庭のビオトープについて
過去の記事でも何度か登場していますが、これは我が家の庭の一角の写真です。苔庭にしたいのですが日陰がなく難しいので、日除けのためにもみじを育てている最中です。
今回は、家の庭に自然に生えている苔と、庭造りのために私が人為的に植えた苔を紹介します。自然発生した苔まずは自然に生えてきた苔です。苔は日本だけでも1,700種類ほどあり、様々な環境に適応します。また、胞子[…]
そして、写真手前にはビオトープがあります。これは2年ほど前にプラ舟を埋めて作った自作の池です。
花菖蒲の鉢に植えたグロッソスティグマ
このビオトープには花菖蒲の鉢が並んでいます。この鉢をよく見ると、葉を二つずつ出しながらランナーを伸ばす草があります。実はこれ、2年前に水草水槽で余った『グロッソスティグマ』を移植したものです。2度の冬を越えて、今年も活動を開始しました。
このビオトープにはメダカやミナミヌマエビも入っており、冬の間も水を張ったままです。グロッソは冬になると当然枯れてしまうのですが、根が残っているのか、春になるとまた葉を出します。
グロッソスティグマと言えば、アクアリウムでは、『強い光』『肥料』『二酸化炭素』など、ある程度環境を整えないと綺麗に育たない水草とされていますが、直射日光の当たるこのビオトープでは、放置しておいてもある程度育ってくれます。
ビオトープのグロッソを水草水槽へ移植
さて、今回、このビオトープで勝手に育っているグロッソを水草水槽に移植してみることにしました。
移植先の水槽はこちらです。
この水槽の前景にはクリプトコリネを植えていますが、クリプトコリネは成長が遅いこともあり、まだ水草がないスペースがあります。ということで、ほんの少しだけですが、試験的にグロッソを移植してみます。
植える前に底肥として『カミハタ スティック肥料』を1本入れています。
この記事では、水草の底肥として園芸用肥料を使用した結果を報告します。追肥時の記事はこちらです。[sitecard subtitle=関連記事 url= https://nature-at-home.com/202[…]
今後の成長に期待しましょう!