カルキ抜きは絶対に必要?完璧じゃなくていいアクアリウムの始め方

アクアリウムを始めると、「カルキ抜きは絶対に必要」「本の通りにやらないと魚が弱る」といった情報をよく目にします。 もちろん、カルキ抜きには意味がありますし、やった方が安全なのは間違いありません。

ただし、カルキ抜きをしなければアクアリウムが成立しないわけではありません。 水量・換水量・魚種などの条件によっては、カルキの影響がほとんど問題にならないケースもあります。

大切なのは、完璧にこなすことより、あなたが無理なく続けられる方法を見つけること。 この記事では、カルキ抜きの優先度を整理しながら、 “完璧じゃなくていいアクアリウムの始め方”をお話しします。

カルキ抜きは「意味がある」が、最優先ではない
・アクアリウムは完璧にやるより「無理なく続けられる方法」を選ぶことが大事
・筆者の実例をもとに、無理なく続けるための優先度の考え方を紹介
・本の通りにできなくても大丈夫な“自分のペースで楽しむスタイル”が理解できる

 

カルキ抜きは絶対に必要?結論は「やった方がいいが、状況次第」

「水道水には塩素が含まれていて、そのまま水槽に入れると、魚やバクテリアに悪影響を与えます。カルキ抜き、温度合わせをしてから水を入れましょう。」

どの本にも書いてあることですが、どれくらいのアクアリストがしっかり実施できているのでしょうか?

ちなみに私は出来ていません。

アクアリウム歴30年以上ですが、カルキ抜きの製品を購入したのは過去1度だけ。しかも、使い切らずに捨てました。

カルキ抜きが不要と言いたいわけではありません。
ただ、「水換えのときは毎回必ずカルキ抜きをして、しっかり温度合わせもしないと絶対ダメなんですか?」ということです。

私の結論としては、「やった方がいいが、他のことが犠牲になるくらいならやらなくても良い」です。

 

アクアリウムは完璧じゃなくていい理由

こういう問題は〇か×かみたいな書き方をされることが多いですが、私は程度の問題だと思っています。

カルキ抜きしなかったらどのくらいの影響があるのでしょうか? 人間でも、摂取しすぎると害があるけど、少量なら問題ないものってたくさんありますよね? 魚や水草、バクテリアでも同じです。実際に少量の塩素が含まれていたり、水温が多少変わっても、大きな問題に発展することは少ないです。

完璧主義は継続の妨げになる

むしろ、水換えに時間と手間を掛けすぎて、水換えの頻度が減ることの方が大きな問題につながることが多いです。

水換えをさぼる⇒徐々に水槽のコケが増える⇒メンテナンスが億劫になる⇒水槽が放置される

このような経験はありませんか?
小さいことにこだわりすぎると、本来の目的を忘れてしまいがちです。

水換えの主な目的は、硝酸塩やリン酸塩など有害なもの・コケの原因になるものを水槽外に排出することです。硝酸塩やリン酸塩の蓄積(=水質の悪化)に比べれば、水換え時の多少の温度変化や塩素の残留は大きな問題には発展しません。(もちろん限度はありますが・・・)

多少“適当”でも続ける方が結果的に安定する

何が言いたいかというと、毎回きっちりカルキ抜きや温度合わせできればそれが一番良いのですが、そのあたりが多少適当になったとしても、水換えをしないよりはよっぽどマシだということです。

 

筆者の水換え方法

私の場合、水換えの際はじょうろもしくはペットボトルで水道水をそのまま水槽に入れることが多いです。カルキ抜き、温度調整はしていません。真冬はお湯を入れたりはしますが・・・。それでも、1/3程度の水換えなら、魚が落ちたり調子を崩したことはほぼありません。私の経験では、塩素より水温の急変で調子を崩すことが多いです。

もちろん、レッドビーなど水質に敏感といわれる生き物にはそんなことはしていません。なるべく少量×高頻度の水換えを行うか、水換え自体を少なくできる飼育方法をとります。逆に、鯉のような丈夫な魚では、一度に半分~2/3くらい換水します。与える餌の量が多く水質が悪化しやすいことも理由の一つです。魚の種類、状態、飼育方法など、総合的に判断して方法を決めている感じです。

注意)水道水のpHや塩素濃度は地域差があります。上述した内容はあくまで筆者の経験・方法であり、誰がやっても大丈夫だと保証するものではありません。マネするときは自己責任でお願いします。

 

自分に合った方法を見つけることが大事!

全てのことを教科書通りの方法で行う必要はありません。

私の場合、細かいことにこだわらず簡単な方法にする代わりにメンテナンス頻度を増やすことで、水質の急変を避けるようにしています。
一方で、頻度を増やせない分、カルキ抜き、水質、温度チェックなどをしっかりして、一度の換水量を多くするという選択肢もあるでしょう。

要は継続可能な自分に合った方法を見つけることが大切です。

全て理想通りの方法でできれば一番なのかもしれませんが、それができない人も多くいます。でも、それを理由にアクアリウムを諦める必要はないと思います。

アクアリウムは、人によって続けやすい方法が違います。 このブログでは、“自分に合ったやり方で楽しむアクアリウム” をテーマに記事を書いています。 よければ、ほかのアクアリウム記事も参考にしてみてください。

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