リセット、ソイル交換をせずに水草水槽を長期維持!
突然ですが、我が家のリビングに設置してある水槽を紹介します。
2020年3月24日時点での写真がこちらです。
正直ぱっとしない水槽ですよね。左側のパイプにはコケがたくさんついてますし、前景の水草も少なく、読者の皆さんが参考にするべき水槽ではないと私も思います。
ただ、皆さんに見てもらいたいのは、そういった部分ではありません。
実はこの水槽、約3年前に立ち上げて、一度もリセットしていません。
正確に言えば、バランスを崩してコケまみれになった水槽を、リセットやソイル交換などの大掛かりな作業をすることなく、ガラス面の清掃と簡単なレイアウト変更(水草と石の追加)のみで1か月前に立て直したものになります。
レイアウト変更前は、水槽全体(パイプや流木、水草まで)が黒髭ゴケや珊瑚状ゴケで覆われていましたが、それらをブラシやスクレーパーで掃除することなくそのまま水槽で使用しながら、現在ではほぼゼロの状態まで抑え込めてます。
両サイドのガラス面に若干緑のコケが見えていますが、1か月以上ガラス面の清掃をせずにこの程度ですから、マシな方ではないでしょうか。
どのように立て直したか気になりませんか?
上部フィルターで水草水槽!
上の記事の写真で、すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この水槽では、上部フィルターを使用しています。
読者の方々の大半は、『水草水槽には外部フィルター』が常識と思っているのではないでしょうか?アクアリウムを紹介している本やサイトでも大抵そのように書かれていますし、以前は私もそう思っていました。
でも、そんなことはないんです。外部フィルターがベターだが、マストではない。二酸化炭素が抜けるといっても、要は程度の問題なんですよね。ロスはあるけどゼロになるわけではないんです。
うちのリビングはスペースの関係上、外部フィルターを設置できません。
また、小さな子供がいるので、ホースが水槽の外に出ていると、いたずらして事故になる危険性もあります。
一方で、上部フィルターは水槽上部に設置するのでスペースの問題はありません。見た目もスッキリ! 『外部フィルターは見た目がスッキリする』と紹介されていることが多いですが、それはあくまで水槽内の問題。水槽の外も含めると、上部フィルターの方がスッキリしていると思いませんか?
固定観念で『水草水槽には外部フィルター』と決めつけていると選択肢が少なくなります。自分が望む形でアクアリウムを楽しめなくなり、場合によってはアクアリウム自体を諦めるという人もいるかもしれません。しかし、本に書いてあるベストな方法と自分のベストが必ずしも一致するわけではないんです。
自分に合った方法を見つけることは、非常に重要です。
このブログの目的
このように、アクアリウムの世界では、本などでは紹介されていない、または推奨されていない方法で、良い結果が出ることが良くあります。
今後このサイトでは、一般的には推奨されていないアクアリウムの常識から少し外れた飼育方法、管理方法を紹介していきたいと思っています。