アクアリウムはペット飼育でありながら、インテリアとしての側面がとても強い趣味です。 動物園が「動物そのものを見る場所」であるのに対し、水族館は魚を見るだけではなく「空間を楽しむ場所」。家庭のアクアリウムも同じで、水槽が部屋にどう馴染むかが満足度を大きく左右します。
魚の種類に合わせた“飼育”を追求するなら、水槽・フィルター・照明などを個別に選んで組み合わせるほうが拡張性は高いですが、インテリア性を重視するならオールインワン水槽が最適です。
器具を個別に組み合わせた場合、水槽周りにそれぞれの配線が出て汚く見えてしまう、水槽内もヒーターやフィルターが目立って景観を邪魔するのに対し、オールインワン水槽は外部の配線が少ないだけでなく、フィルターの吸水口やヒーターを隠せる構造になっており、生活空間に置いたときに違和感なく調和すると同時に非常に映えます。
この記事では、 アクアリウム歴30年以上で様々な魚の飼育を経験し、複数のオールインワン水槽を実際に使ってきた筆者が選ぶ おすすめオールインワン水槽をランキング形式で紹介します。
オールインワン水槽とは?
オールインワン水槽とは、水槽・フィルター・照明などが一体化した水槽のことです。 従来のように機材を個別に選んで組み合わせる必要がなく、それだけですぐにアクアリウムを始められるのが特徴。
外部配線が少なく、内部機材も隠せるため、 生活空間に置いたときに生活感が出にくくインテリア性が高いのが最大の魅力です。
オールインワン水槽のメリット
■ ① 配線・機材が目立たず、見た目がスッキリする
- 外部の配線が最小限になる
- フィルターの吸水・排水口が目立たず、ろ過層内にヒーターを設置できるスペースがあるモデルが多い
■ ② 機材選びで迷わない
フィルター、照明を選ぶ必要がなく、初心者がつまずきやすい部分が最初から解決されている
■ ③ 空間との調和を前提に設計されている
- デザイン性が高くリビングに馴染む
- デスクのアクセントになる
- 寝室に置いても違和感がない
オールインワン水槽のデメリット
■ ① 拡張性が低い
フィルターや照明を自由に交換しにくく、飼育性能を追求したい人には不向き。
■ ② 高光量が必要な水草には不向きな場合も
グロッソやキューバパールなど、本格的な水草育成には光量不足になることがある。
■ ③ 価格はやや高め
デザイン性・一体構造の分、同サイズの単体水槽より高価になりやすい。
🏆 おすすめオールインワン水槽ランキング
“性能”、“デザイン”、” メンテナンス性”、”水容量”、”価格” の5項目で評価を行い、おすすめ5選を紹介
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シェルⅡフレッシュは、オールインワン水槽としては大きめのサイズで、部屋の中で存在感を示せる水槽です。
十分なスペースが確保されたろ過槽には、 ヒーターやCO₂機材だけでなく追加のろ材や吸着剤を入れるなど、個人に合わせたカスタマイズができる点も魅力。
レッドシーから販売されていることからも分かる通りシェルⅡシリーズは海水がメインターゲットの水槽であり、姉妹製品である『シェルⅡプラス』は、サンゴを飼育できる本格的なLED照明を備えたワンランク上の製品です。
淡水用の『シェルⅡフレッシュ』はメーカーサイトではすでに販売終了となっているため、まだネット通販で在庫を購入できる今が最後のチャンスかも⁉
・他のオールインワン水槽と比べ価格は高めだが、性能を考えればむしろ安い。
サイズ:約W420×D340×H340mm ※リアサンプカバー、LEDを除く
水容量:約40L
対応:淡水
カラー:ブラック
シェルⅡプラス:サンゴ育成可能な高性能ライトとプロテインスキマーを備えた海水仕様性能(ろ過・照明) 5.0 デザイン(インテリア性・存在感) 4.0 メンテナンス性(掃除・水換えのしやすさ) 4.0 水容量(飼育可能数・水質の安定性) 5.0 価格(コスパ) 3.0 総合評価 4.2
AQUA-U は、ろ過槽を本体から独立させることで、どの角度からも水槽を楽しめる360°水景を実現したオールインワン水槽です。 ヒーターやCO₂機材もろ過槽に収まるため、生活感ゼロの美しいレイアウトが作れます。
底面ろ過で小型オールインワンの弱点であるろ過能力不足をカバー。照明は 6500K・300lm と小型水槽には十分な性能で、水草レイアウトやアクアテラリウムにも対応。
インテリア性と飼育性能を兼ね備えた万能型の水槽です。
・総水量が約9Lと少なめで、水質・水温が変化しやすい
・底面ろ過は能力が高い反面詰まりやすいため、水流の低下や水草の根張りに注意
サイズ:約W325×D185×H260mm ※LED含まず
水容量:約9L(ろ過槽含む)
対応:淡水・海水
カラー:ホワイト/ブラック
AQUA-U WIDE:約W500×D185×H260mm ※LED含まず、約15L(ろ過槽含む)性能(ろ過・照明) 4.0 デザイン(インテリア性・存在感) 5.0 メンテナンス性(掃除・水換えのしやすさ) 3.5 水容量(飼育可能数・水質の安定性) 3.0 価格(コスパ) 4.0 総合評価 3.9
PERCOシリーズは、ろ過槽を本体から独立させた構造と曲面ガラス水槽を組み合わせた、インテリア性重視のオールインワン水槽です。グラスアクアシリーズで言うところの『ティアー』、『シリンダー』、『スフィア』に相当する形状から好みのものを選べますが、ここでは最も水量を確保できる『DEKA PERCO』を選出。
照明を強化したい場合は、オプションで『クリアLED フラッティ』を増設することで、水草や海水にも対応可能です。
曲面ガラスのオールインワン水槽を探している方は、PERCOシリーズで決まり!
・バランスが取れている分、何かに特化もしていない
・底面ろ過は能力が高い反面詰まりやすいため、水流の低下や水草の根張りに注意
サイズ:約W300×D420×H390mm
水容量:約15L(ろ過槽含む)
対応:淡水・海水
カラー:ホワイト
PERCO T-WH:約W205×D330×H315mm 約6L(ろ過槽含む)
PERCO B-Dark Wood:約W218×D335×H315mm 約6.7L(ろ過槽含む)
PERCO C-Charcoal Black:約W205×D330×H315mm 約6L(ろ過槽含む)性能(ろ過・照明) 3.5 デザイン(インテリア性・存在感) 4.0 メンテナンス性(掃除・水換えのしやすさ) 3.5 水容量(飼育可能数・水質の安定性) 3.5 価格(コスパ) 4.5 総合評価 3.8
アワーズは、メンテナンスのしやすさに特化したオールインワン水槽で、アクアリウムで最も大変で重要な水換えを楽に行える『ラクラク水換えシステム』を搭載。水換え用ホース無しで簡単に水換えできます。
定期的な水換えこそが水槽をキレイに保つ秘訣であり、省スペースを求めるオールインワン水槽と水換えシステムの組み合わせは秀逸。
お手頃な価格も大きなメリットです。
・癖のないデザインだが、インテリア性は上位製品に劣る
・水草育成には不十分な照明で、魚飼育向き
サイズ:約W340×D175×H240mm
水容量:約10L(ろ過槽含む)
対応:淡水・海水
カラー:ホワイト/ブラック性能(ろ過・照明) 3.0 デザイン(インテリア性・存在感) 3.0 メンテナンス性(掃除・水換えのしやすさ) 5.0 水容量(飼育可能数・水質の安定性) 3.0 価格(コスパ) 5.0 総合評価 3.8
Bioriumは、照明、給餌のタイマー機能や、水温データをスマホで管理できる、これまでの水槽とは一線を画した次世代オールインワン水槽です。
照明はRGBライトで色味などを細かく調光可能。自動排水機能も備えており、専用のチューブで排水できます。
その他にも、フィルター交換時期の通知やチャイルドロック、おやすみモードなど様々な機能があり、今後主流になるかもしれない新しい水槽管理を体験したい方にはおすすめの商品です。
・照明の光量やろ過能力にやや不安あり
・デジタル管理特有のトラブルには要注意
サイズ:約W446×D246×H295mm
水容量:約20L
対応:淡水
カラー:ブラック性能(ろ過・照明) 4.0 デザイン(インテリア性・存在感) 3.0 メンテナンス性(掃除・水換えのしやすさ) 4.0 水容量(飼育可能数・水質の安定性) 4.0 価格(コスパ) 3.5 総合評価 3.7
まとめ
オールインワン水槽は、 「飼育性能より、空間の美しさや手軽さを優先したい人」に最適な選択肢。
その中でも、
- インテリア性のAQUA-U
- 手軽さのアワーズ
- 本格派向けのシェルⅡ
という3商品は、特におすすめです。
