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メダカや金魚など初めて魚を飼育する方必見! 魚の飼育に最低限必要な道具

この記事では、初めて金魚やメダカを飼育する人がどのような道具を用意し、どのように飼育を始めたらよいかを、熱帯魚飼育歴25年の経験から解説します。

初めての方や過去に失敗したことがある方も、ちょっとしたコツさえ知れば必ず長期飼育できるようになりますので、最後まで読んでみてください。

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始めて魚を飼育し始める機会

夏になると、川遊びや金魚すくいなど魚と触れ合う機会が増えるため、必然的に魚を飼ってみようと考える場面が出てきます。

しかし、私もそうでしたが、家族や知り合いに観賞魚を飼育している人がいない場合、正しい飼育方法が分からず、ほとんどの場合で家にあった適当な容器に水道水と魚を入れて餌としてパンくずなどを与え、数日の間に全滅させてしまうという結末を迎えることになります。

私も幼いころ、これを毎年のように繰り返し、金魚は長生きしないものだと思い込んでいました。ある日友達の家に遊びに行ったとき、水槽の中で20cm以上に成長した金魚を見て衝撃を受けたのを今でも覚えています。

このように飼育経験がない人が下調べ無しでいきなり始めると必ず失敗するというのが魚の飼育です。しかし、最低限必要な道具を揃え、ちょっとしたコツを覚えてもらえば誰でも必ず長期飼育できるようになりますので、ここで導入部分を勉強してもらい、魚飼育の魅力を感じてもらえればと思います。

魚を飼育するために必要な道具

魚を飼育するためには、必ず必要となる専用の道具があります。かなり飼育の経験がある人でも、これらの道具が無ければ飼育は非常に困難になります。裏を返せば、道具を揃えさえすれば、観賞魚飼育の難易度はかなり下がりますので、初めて魚を飼育する方はこれから紹介する道具を必ず用意してください。

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必須となる道具

水槽

魚を飼育するために必要なものと言えばまず水槽ですが、極端な話、有毒な成分が溶けだしてくるようなものでなければ、どんな容器でも飼育は可能です。しかし、観賞のしやすさや他の道具との兼ね合いで、ここではガラス製の水槽をお勧めします。プラスチック製に比べ透明性が高く、傷がつきにくいのが特徴です。

サイズは設置場所に合わせて選んでいただければOKですが、初めての水槽であれば、横幅20~30cmくらいのものがお勧めです。以前は60cmの水槽が推奨されていました。水量が多い方が水質が変化しにくく失敗しにくいということと、60cm水槽用の製品の品揃えが充実していたことが理由です。しかし最近は小型水槽が主流になってきており、小型水槽用の製品がたくさん販売されています。小型水槽を一つ持っておけば、将来大きな水槽を購入した場合でも、病気になった魚の隔離や産卵用に使用できますので無駄にはなりません。

また、水を入れた水槽は想像以上に重くなります。設置する場所の自由度という意味でも小型水槽からスタートすることをお勧めします。

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濾過フィルター

魚を飼育する上で最も重要と言えるのが濾過フィルターです。濾過フィルターとは、水を綺麗に保つための装置であり、モノによっては魚が呼吸するのに必要な酸素を供給する効果があるものもあります。

濾過の種類には大きく分けて、『物理濾過』、『吸着濾過』、『生物濾過』があります。

物理濾過とは、スポンジのような網目に水を通し、フンなど目で見えるサイズのゴミを物理的に取り除く方法です。吸着濾過は、目に見えない魚に有害な成分を活性炭などの吸着能力があるもので吸い取る方法、生物濾過はバクテリアを利用して有害な成分を処理する方法を言います。

濾過フィルターがない水槽では短期間の間に水が汚れてしまうため、飼育が困難になります。濾過フィルターは必ず取り付けるようにしましょう

濾過フィルターには様々なタイプがあるので、初めての方はどれを選んだらよいか迷ってしまうと思いますが、ここでは『外掛けフィルター』をお勧めします。

外掛けフィルターとは、水槽の縁に掛けるように設置するタイプのもので、コンパクトでメンテナンスが簡単です。また、魚が呼吸するために必要な酸素も供給できるため、別途ポンプを使ってブクブクとエアレーションする必要もありません。

私が熱帯魚飼育を始めたころは、外掛けフィルターというものがありませんでした。外掛けフィルターが普及し始めてから一気に水槽の小型化が進んだ印象です。大型水槽で使うには能力不足は否めませんが、小型水槽には最適なフィルターだと思います。

魚を飼育するには魚の餌が必要です。池の鯉にふ菓子を与えるイメージがありますが、ふ菓子やパンくずなどを与えるとすぐに水が汚れてしまいます。100均などにあるような安いもので良いので、必ず魚専用の餌を準備してください。

 

以上が魚を飼うにあたり、最低限必要な道具です。たったこれだけ?と思うかもしれませんが、これだけで十分飼育可能です。私が産卵用などで水槽を準備するときも、基本的には、水槽、フィルターだけで、あと季節によってヒーターを使うくらいです。

オプション

照明器具

魚を飼育する際は、鑑賞しやすくするために照明器具をつけるのが一般的です。しかし、魚を飼育するために必須というわけではないので、明るい場所やすでに照明器具がある机の上などに水槽を設置する場合は、特に必要ありません。

ちなみに、水草を育てたい場合は強い照明が必須です。しかし、水草を育てることは、魚を飼育するより難しいです。ここは初心者向けの記事ですので、水草については言及を避けます。

ヒーター

メダカや金魚など、冬の寒さに耐えることができる魚であれば、ヒーターは必要ありません。しかし、死なないとはいえ、寒くなるほど魚の活動量が下がります。一年中元気に泳ぐ姿を観たいのであれば、ヒーターの設置をお勧めします。もちろん、熱帯魚を飼育するためには必須の道具となります。

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砂利

好みに応じて、水槽の底に砂利を敷きます。砂利があった方が魚が落ち着きます。また、砂利の表面にもバクテリアが住み着くので、濾過能力が上がり水質が安定します。必須ではありませんが、砂利を敷くことを推奨します。

魚が飛び出したり、水が蒸発して水位が下がるのを防止するために蓋をします。最近では、オープンアクアリウムと言って、蓋を使わず水面から水草や流木が飛び出るような、開放的なレイアウトが増えています。

 

魚を飼育する際に気を付けること

続いて、魚を飼育するにあたり、初心者が気を付けなければならないことを解説します。

餌の量は少なめに

魚飼育で最も多い失敗が、餌の与えすぎによる水質の悪化です。

魚が餌を食べるところを見るのは楽しいので、つい餌を与えすぎてしまいますが、餌を与えた分だけ水は汚れます。全て食べ切ったとしても、多く食べた分、多くの排泄物を出します。

魚は変温動物なので、恒温動物(犬や猫、小鳥など)と比べると、かなり少量の餌で十分です。1日1回、数十秒で食べ切れる量を目安に与えてください。

餌の量に関しては、こちらの記事に詳しく書いてあります。

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直射日光が当たるところに水槽を置かない

水槽を明るいところに置きたいという思いから、直射日光が当たる窓際に水槽を設置してしまうことがありますが、これは良くありません。理由としては、直射日光が当たると水温の変動が激しくなることと、藻やコケが発生しやすくなるためです。直射日光が当たらない場所を選びましょう。

1~2週間毎に水を1/3程度交換する

濾過フィルターを設置しているとはいえ、飼育水は徐々に汚れていきます。ですので、定期的に水換えをすることによって、水を綺麗に保ちます。水を綺麗にしたいからといって、全ての水を交換してはいけません。水質が変化しすぎて、魚にダメージを与えてしまいます。1/3程度、多くても1/2くらいが良いと思います。

 

まとめ

以上が、初めて魚を飼育する際に必要となる道具と、気を付けることです。これを守るだけで、メダカや金魚であれば、十分長期飼育が可能になると思います。

最後に必要な道具が一式揃っているお勧めの水槽セットを紹介します。これさえ買えば、すぐに飼育スタートできますので、参考にしてみてください。

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