今回は我が家にあるもう一つの水槽を紹介したいと思います。こちらは普通のアクアリウム水槽ではなく、アクアポニックス仕様になっています。
世の中には、趣味で熱帯魚飼育や観葉植物を育てている方がたくさんいると思いますが、これら『熱帯魚』と『観葉植物』が一緒に語られることはそれほど多くありません。しかし、これらを融合させると、互いに様々なメリットがあります。[…]
まずは写真をご覧ください。
上の観葉植物の部分を紹介する前に、下の汚い水槽部分が気になりますね。すみません。
2か月前までは水槽の1/5位だけ水を入れて生体は入れずチョロチョロ循環させていたのですが、そろそろ何か飼ってみようと思い水を足したところ、藍藻が爆殖してしまいました。
設置場所
こちらの水槽、玄関入ってすぐ左手に設置してあります。下の写真のような感じでライトアップしていますので、お客さんが入ってきたとき、「おっ!何か変わったことやってるな。」と興味を持ってもらえます。
ライトには、下記の植物育成用のライトを使っています。使ってる分にはそれほど明るく感じないのですが、日光が全く当たらない場所でもこのライトだけでちゃんと育ってくれています。無駄に部屋全体を明るくせず、照らしたい部分だけピンポイントで照らせるので、玄関での使用にちょうど良いです。
両サイドにある水槽はアクアリウム用ではなく、苔を育てています。苔といってもアクアリウムで厄介者扱いされているコケとは違い、テラリウム、苔リウムで使われるような陸上の苔です。この苔水槽については、本サイト内の別カテゴリー『苔ブログ』で紹介しています。
これまでは主にアクアリウム水槽について紹介してきましたが、今回はアクアリウムではない水槽を紹介したいと思います。まずは写真をご覧ください。写真中央にあるのは、アクアリウムブログで紹[…]
観葉植物は気に入ったものを植えればOK
この水槽は、下にたまっている水をポンプでくみ上げて観葉植物が植えてある槽に常に給水しています。「常に水に浸っていても育つ植物ってどんなものがあるの?」と考えてしまいますが、それほど心配しなくてもOKです。ほとんどの植物は水耕栽培可能です。酸素が豊富な水が供給されている分には、根腐れは起こしません。私は何も考えず、百均で調達しました。
ポンプは外掛けフィルターに変更
水槽セットに付属しているポンプを使っても良いのですが、濾過能力を強化するために、外掛けフィルターを使って水を汲み上げています。
インテリアも兼ねている水槽なので、スタイリッシュなフィルターをと思い、ニッソーの『フラットフィルターM』を選びました。
もう一つ外掛けフィルター選びのポイントとして重要なことは、ポンプがフィルター濾過槽側についているものを選ぶことです。この水槽では、外掛けフィルターを掛ける場所から水面まで、かなり高低差があります。水槽側にポンプがあるフィルターだと、ポンプが水面まで届きません。このフラットフィルターは濾過槽側にポンプがあり条件を満たしています。
その他には、底面フィルターを使うのも良いと思います。
私は、底床に細かい砂を使っているので、外掛けフィルターにしました。
下の水槽部分にはレッドビーを投入
下の水槽で何を飼うか悩んでいたのですが、偶然立ち寄ったペットショップで手頃な価格でレッドビーを売っていたので、5匹購入して入れてみました。
藍藻に負けず、元気に育っています。と言っても、藍藻は見苦しいだけで、魚やエビに害があるわけではありません。元気に育って当然です。
レッドビー水槽での藍藻対策
さて、藍藻はレッドビーを投入する前から発生していたので、レッドビーを投入する前に掃除することもできました。しかし敢えて藍藻を掃除しなかったのには意味があります。
ご存じの方も多いと思いますが、藍藻はコケではなく『シアノバクテリア』という原核生物です。なので、グリーンFゴールドなどの魚病薬を使えば簡単に駆除できます。
しかしここで問題になるのがレッドビーです。レッドビーのような水質の変化や薬に弱い生物を飼育している場合、藍藻の駆除が非常に困難になります。レッドビー水槽で藍藻が増えてしまい、対策に困っている方は意外に多いのではないでしょうか。
そこで今回、この水槽では、レッドビー水槽で発生した藍藻の駆除に挑戦し、その過程を報告したいと思います。
前回の記事で、レッドビーを飼育しているアクアポニックス水槽で藍藻が大量発生していることを報告しました。[sitecard subtitle=関連記事 url= https://nature-at-home.com/2020/04[…]