もみじの園芸品種|代表的な種類と特徴をわかりやすく紹介

紅葉が美しいことで知られるもみじですが、春に新芽が芽吹く季節も、秋に負けないほどの鮮やかさがあります。 柔らかな黄緑、ほのかに赤みを帯びた若葉、光を透かす繊細な葉色──その表情は品種によって驚くほど違います。

もみじには多くの園芸品種があり、新芽の色が特に美しいもの、秋の紅葉が際立つもの、樹形や葉形に個性があるものなど、魅力はさまざま。 本記事では、季節ごとに変わる色彩や姿に焦点をあて、眺めて楽しめるもみじの品種を紹介します。

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筆者がもみじに興味を持ったきっかけ

園芸ブログを立ち上げるほど園芸にハマっている筆者ですが、そもそも園芸に興味を持ち始めたきっかけは『もみじ』でした。秋になると多くの方が紅葉(こうよう)を見に行くと思いますが、誰しもがその綺麗な風景を持ち帰るために写真に撮ります。私の場合、写真を撮ったり見返す習慣があまりなかったため、写真ではなく実際の風景を自宅で楽しみたいと思うようになりました。

そして、自宅の庭にもみじを植えることを考え始め、もみじの品種やもみじを植えてある庭(庭園)などについて調べていった結果、最終的に私の思考は『もみじを主役とした庭を造る』ことに変化していったのです。

その結果、自宅の一画に自作の枯山水風の庭を造るに至りました。

DIYでつくった枯山水風の庭
DIYでつくった枯山水風の庭-2

それほど広くないスペースですが、2枚目写真の左側の木および手前の大きな石以外は何もない雑草地だったところを、誰の手も借りず一人で造ったものであり、将来的には土の部分がすべて苔で覆われた苔庭になることを夢見ています。

話が少し逸れましたが、もみじにはそれほど強い魅力があります。そして実際に植えようと調べ始めると、驚くほど多くの園芸品種が存在することに気づかされます。調べれば調べるほど魅力的な品種が見つかり、結果、数多くの品種が気になってしまう──そんな状態に陥りました。 

春の芽吹き、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の枝ぶり──一年を通して表情が変わるその姿は、眺めるほどに奥深く、同じ品種でも環境によって色づき方や雰囲気が変わる面白さがあります。

こうした魅力を知るにつれ、「せっかくなら、もみじの品種ごとの個性をもっと多くの人に伝えたい」と思うようになりました。

もみじの品種

もみじの最大の魅力は、やはり秋の紅葉です。私自身も「綺麗に紅葉する品種を知りたい」と思い、まずは基本的な種類を調べ始めました。

もみじの種類は大きく分けて イロハモミジ・ヤマモミジ・オオモミジ の三つしかなく、 最も鮮やかに紅葉するのは、一般的に イロハモミジ と言われています。

もっと多くの種類があるように感じますが、元となるのはこの3種だけで、ここから枝変わりや交配によって数えきれないほどの 園芸品種 が生まれています。

園芸品種の世界に目を向けると、春から秋までずっと赤い葉を保つ品種、春は赤く芽吹き夏に緑へ変化し、秋に再び赤く染まる品種など、色の変化が実に多彩です。 特に春は、柔らかな新芽が彩り豊かに展開する季節で、秋の紅葉に負けないほど美しいもみじを楽しめます。

ここでは、そうした園芸品種の中から、色彩・樹形・季節の変化が魅力的なもみじの一部を紹介します。

もみじの園芸品種の一部を紹介

青枝垂れ

冒頭で紹介した庭の主役になっているもみじです。『青枝垂れ』という名前から想像できるように、『赤枝垂れ』も存在します。”枝垂れ”と名前がついてはいるものの、『枝垂れ桜』や『枝垂れ梅』のように文字通り枝が垂れるわけではありませんが、葉が細くて柔らかい雰囲気がある品種です。

もみじの園芸品種『青枝垂れ』

ちなみに、もみじは下の写真のような花をつけます。しばらくするとここにプロペラみたいな種が実ります。

もみじの園芸品種『青枝垂れ』の花

流泉

上で紹介した『枝垂れもみじ』とは別で、実際に枝が垂れる品種も存在します。それが『流泉』です。こちらの方が『枝垂れもみじ』の名にふさわしいのではないか、と思わせる樹形です。

もみじの園芸品種『流泉』

琴の糸

こちらは、先の『青枝垂れ』の葉を更に細く繊細にした品種になります。一見、もみじとは思えない雰囲気で、とても涼しげな印象を与えます。

もみじの園芸品種『琴の糸』

もみじの園芸品種『琴の糸』拡大

笠置山(?)

このもみじは自身が購入したわけではないので、もしかしたら他の品種である可能性もありますが、特徴的な葉の模様から『笠置山』だろうと思っています。芽吹きは赤、夏場は緑に変化し、秋に再度紅葉します。色の変化を楽しめる品種です。

もみじの園芸品種『笠置山』

もみじの園芸品種『笠置山』の葉

爪紅

葉は黄色に近い緑で先だけ赤くなるもみじです。秋には紅葉も楽しめますが、春の新緑の季節が最も綺麗に見える品種です。

もみじの園芸品種『爪紅』

置霜

濃い緑で珍しい葉の形が特徴のもみじです。他はもみじとは違い、凛とした印象を与えます。

もみじの園芸品種『置霜』

もみじの園芸品種『置霜』の葉

大盃

ヤマモミジの園芸品種である『大盃』は”もみじの王様“と言われ、葉が大きく紅葉がとても綺麗な品種です。

もみじの園芸品種『大盃』

美峰

『美峰』は、葉ではなく幹や枝の色に特徴がある品種です。幹や枝が赤い品種として『珊瑚閣』が有名ですが、『美峰』は黄色い枝が特徴の品種です。

もみじの園芸品種『美峰』

出猩々

春に非常にきれいな赤い葉を楽しめる品種です。盆栽として流通していることも多く、ホームセンターなどでもよく見かけます。

もみじの園芸品種『出猩々』

 

もみじの園芸品種一覧

このように多くの種類が存在し、一見しただけでは見分けることがかなり難しいもみじの園芸品種ですが、園芸店の売り場に非常にありがたいリストが置かれていたので写真に撮らせてもらいました。

もみじの品種リスト

春→夏→秋の色の変化と葉の特徴が分かりやすく一覧になっています。もみじは季節ごとに色が変わるので、店頭で見たときの色がずっと続くとは限りません。こういったリストがあると、とても参考になります。

 

欲しい品種を入手するには通販がお勧め

もみじの園芸品種はとても多く、近所のお店だけで欲しい品種を探すのはかなり難しいと思います。そういう場合はネットでの購入がおすすめです。

私も何度か植物をネットで購入していますが、特にトラブルなく届いています。

植物は長年付き合うものですので、あるもので妥協せず、欲しいものを入手することをお勧めします。

 

庭がない家庭には盆栽がおすすめ

もみじは盆栽にしても見栄えのする木です。盆栽であれば、賃貸にお住まいの方でも楽しめます。是非チャレンジしてみてください。

盆栽を始めたいと思った方は、先に一度、本を読んでみることをおすすめします。盆栽と言えば松を思い浮かべる方が多いと思いますが、下記の本では様々な木の盆栽が紹介されており、かなり盆栽のイメージが変わると思います。

▼盆栽を屋内で楽しむ方法はこちら
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