ぶどうのジベレリン処理~袋掛け~収穫

前回、ジベレリン処理についての記事を書いてから1カ月以上が経過しました。その後の様子について報告したいと思います。

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5/30 ジベレリン処理前

こちらは前回の記事で紹介したジベレリン処理(1回目)を行う前の写真です。

その後、2週間後に2度目のジベレリン処理を行いました。処理の方法は1回目と同様、25ppmの溶液に浸漬です。

1回目のジベレリン処理についてはこちらの記事をご覧ください。

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6/20 ジベレリン処理2回目から1週間後

2回目のジベレリン処理から1週間後(1回目から3週間後)の様子がこちらです。

実がかなり大きく育っていて、昨年より成長が早い気がします。

実は昨年の冬に行った選定で伸び放題だった枝をかなり切ったため、今年はあまり新芽が出ませんでした。そのため房の数があまり多くなく、一つ一つの成長が早いのかもしれません。

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7/11

上の写真から更に3週間が経過しました。1回目のジベレリン処理から1カ月半です。

更に大きくなり、すでに色が変わり始めたものもありますので、そろそろ袋を掛けようと思います。

ぶどうの袋掛けは、

  • 防虫
  • 病気予防
  • 風雨から守る
  • 農薬が付着しないようにする

など、様々な効果があります。甘い果実は、実が熟すとともに虫がつきやすくなるので、無農薬で育てる場合でも、袋を掛けた方が良いと思います。

7/12 袋掛け

ということで、翌日袋を掛けました。ぱっと見、10房程度しかないと思っていたのですが、実際に袋を掛けていくと、15~20くらいはありました。本来はもっと多くとれるのですが、先にも書いた通り剪定に失敗して今年は大きく減らしています。

素人が趣味で育てている木なので、農家のように綺麗に等間隔にはつきません。また、下の写真のように、袋を掛けにくい状態で大きくなった房もいくつかあります。

虫が来る前に切った方が良いとは思うのですが、なんとなくもったいなくて残しています。

ここまで大きくなっていても、食べれるようになるまではまだしばらくかかります。

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8/14 収穫

そしてこちら8/14、袋を外したときの写真です。 大きさはあまり変わっていませんが、全ての実が紫になっており美味しそうです。写真の左側に緑色の実が残っていますが、これは場所が悪くて袋を掛けられなかった実になります。他にも袋を掛けなかった実がいくつかあるのですが、それらはまだ紫になっていません。光が当たると熟しにくいなどあるのでしょうか。とりあえず当日食べる分として3房ほど収穫しました。 ぶどうの表面には『ブルーム』と呼ばれる白い粉がついており、触ると取れるので写真ではまだらになっています。この『ブルーム』は果実に含まれる脂質から作られ、雨や病気から果実を守ります。また、果実の水分が蒸発するのを防ぎ、新鮮さを保つ働きもあります。 写真を見ると実の付け根あたりに緑の部分が多少残っているのでもう少し待って収穫した方が良かったかもしれませんが、昨年、待ちすぎて実が萎んでしまった経験があり、今年は早めに収穫しようと思っています。 ぶどうは追熟しないので、収穫したらすぐに食べることが出来ます。ただ、やはり冷やした方が美味しいと思うので、冷蔵庫で冷やしてから食べようと思います。

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