『パッションフルーツ』という果物をご存じでしょうか?
亜熱帯地域原産、蔓性の常緑多年草です。ゴーヤのようなグリーンカーテンを作れるということで、昨年の春、西向きの日当たりが良い場所に2本地植えしました。
グリーンカーテンとしては、ゴーヤを大幅に超える能力!
パッションフルールの成長はとても早く、ゴーヤの何倍も重厚な期待以上のカーテンを作ってくれました。驚くことにほとんど枯れ葉は出ず、しかも12月になっても枯れることなく緑を保ったままで、長期間カーテンの役割をしっかり果たしてくれました。さすが、常緑多年草です。
ただ、真冬にグリーンカーテンがあるのも・・・と思い、あわよくば翌年新芽を出すことを願って、12月に根元の方からバッサリ切って、根はそのままにしておきました。
新芽を期待していた割には冬の間は防寒は何もせず完全放置していましたが、暖冬だったこともあり、枯れずに無事越冬できたようです。
そして、4月になってついに新芽を出し始めました。その写真がこちら。
手前が地面から出ている茎の根本部分なのですが、この太さ分かりますか? 根元部分は直径2cm以上、分岐して上に伸びている部分でも1cmくらいはあります。(ちなみに、周囲にある切られた草は、勝手に増えているスイセンですので無視してください。)
ということで、今年は新しい苗は購入せず、この新芽の成長に期待しようと思います。
パッションフルーツの実は採れたのか?
昨年は小さな苗を春先に植えて、夏前にはたくさん花を咲かせたのですが、自然に受粉すると思い放置していたところ一つも実をつけませんでした。
夏場はまったく花を咲かせず、秋になって再度花を咲かせたので、今度は素手で花粉をとってめしべにつけてみたところ、受粉成功。10個くらい実をつけました。
しかし、寒くなる時期に実った亜熱帯の果実がちゃんと熟すことはなく、12月になっても緑のままぶら下がっていました。
この教訓を活かし、今年はちゃんと収穫できるよう、適切な時期にしっかり人工授粉させようと思っています。